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| 寄稿 「父の死に様から学ぶもの」 近畿大学・医学部・准教授 甲田勝康 「大自然のように死んでいきたい」、それが父の願いでした。私が、父の学問の中で尊敬しているのは「平等の精神」を医療に持ち込んでいることです。父の提唱する「少食健康法」の根底には「平等の精神」があります。 人は食物連鎖の頂点に立ち、すべての食物に生命があることを忘れてしまっています。食べ物が生き物であることと、それを戴く感謝の気持ちを忘れて、グルメを貪っています。しかし、牛も鶏も米も野菜も全ての食物は生き物です。「少食健康法」の根底には、全ての食物に感謝し、全ての命を無駄にしないで戴くという「平等の精神」があります。 現在、世界の食糧生産量に限界が見えてきました。そんな中、経済的に余裕のある国では様々な食糧があふれ、過食や肥満による疾病が増加しています。WHOの推計によると約8億人がこれに当たります。逆に、FAOの推計では7億5千万人が社会経済的理由で飢餓に苦しんでいます。何と不平等な事でしょう。父はこの解決策として「少食の思想」を提唱してきました。 幼少期から大食であった父は大病を繰り返し、学生時代には入院している大学病院の主治医から「こんなところに入院していても無駄だから早く家に帰って養生しなさい」と見放されました。そんな中、民間療法の断食と出会い、50年も寿命を延ばすことが出来ました。この断食や少食を実践し続けていく中で食物に対する「愛と慈悲」つまり「平等の精神」に到達したわけです。 先進国では、医療費が国家財政を圧迫しています。高度先進医療が進むと医療費の負担が増えるからです。一方で、多くの発展途上国では、満足な医療を受ける事が出来ない人がたくさんいます。なんと「不平等な医療」でしょうか。父は「自然医療」を推進しようと尽力してきました。「自然医療」にかかる費用は僅かです。多くの人が受ける事の出来る医療です。そんな信念から、父は現代の常識的に行われているような検査や治療を全く受ける事無しに死んで行きました。まさに大自然のように死んでいったのです。 死を迎える直前、父はご縁のあった皆様に感謝しておりました。父にかわって御礼申し上げます。 平成20年9月19日 |
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| 新院長 | 甲田 幹子 (甲田光雄 略歴) | ||
| 診療科 | 内科 | ||
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| 予約受付 | 次回の予約受付日は未定です。 | ||
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